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地方最高!

執筆者の写真: Yadaka103Yadaka103

更新日:2024年4月15日

と言っても別にアウトロー系地元漫画ではなく、ただの近況報告です。


こんにちは、矢高です。

私と言えば今日は、サーバーで作業してた年下相手につまらん談笑にもならない独り言をぶつけていました。ダル絡み。ミームで会話をするな。


矢高「そういや何してるん?」

彼「ぼく今エッセイ書いてる~」


見せつけられたね。創作してしまう人類と、怠惰を貪ってしまう人類の差ってやつ。

情けのNASA。あーもう耐えられない!ルナカブもやる!



朝、雪のアルベド効果で目が潰れる。

3月の末に1週間ほど、新潟は湯沢に行ってきました。まだまだ溶け切らない残雪に、厳しい冬をエグく感じた。もうね、日光が雪に反射するから窓の外が眩しいの。関東に住んでるとこういう経験は中々ないわね。


そんな雪の降る町で、町おこしの一環としてボランティアをやってました。内容は、学校で上手くいかない子供たち向けのフリースクールで先生をやる事。

みんな一癖も二癖もある子達で、超可愛かった。子供達とゾンビごっこもするし、絵も描くし、一緒にご飯も炊くし、時には真剣に叱ったりもする。


また折角の機会なので、貪欲な私は「枠に囚われていたら骨の髄まで楽しめない!」と思い、フリースクール以外にも色々な事に頭をつっこんできました。施設の棚を直したり、馬のブラッシングしたり、全然知らない人達ばっかの誕生会に参加して、日本酒飲み交わして深く語り合ったり。こういう一期一会の交流が楽しいのよ。偶然にも私と同じ巣鴨出身の人とかにも会えたし。

凄く良かったのが、ボランティアに来てた2人組とのお喋り。東北地震で大変だった町の出身で、すごく意識が高かった。しかもどっちも二十歳なんだこりゃ。びっくりした。二十の私は自分の事で精一杯だった。土地の人と未来とを見る、広く深い視野に感銘。沢山話したし、また一緒に飲む約束もした。


ちょっとクサいかもけど、たぶん町の力って、その土地に生きる人達の活力と魅力そのものなんだと思う。儒教の経書"大学"にある「身が修まれば、家族が団欒し、国が治まる」という考え方があるけど、ほんまこれだと思う。根っこのある充実が一人から伝播して、家族に、友人に、村に、町にと大きくなる。山でも海沿いでも都会でも、そこに住んでる人が活き活きとして楽しんでいれば、そのうち地域に力が出てくるはず。町おこしとか復興って言うけども、結局は一人一人のそういうクサさが大事なのだろうなぁ。




話変わるんですけど、独りの時間って大事ですね。ほんとに。

朝から夕方までガキンチョ共と遊んでいると、宿に帰る頃には疲労がじわーっと表に出て来て、ゆっくり何かしたくなります。だもんで、ボランティア中に泊まっていたシェアハウスの共有スペースにあった机で、夜な夜な22~23時くらい、漢字練習帳で西夏語の練習をしてました。一日の締めの書道が精神統一になって、夜は良い感じに寝られました。

左は「私は子供達と馬二頭と過ごせて今日は楽しかったなぁ」と書きました。

西夏は平安時代くらい昔にあった国で、モンゴルに滅ぼされてしまった国です。馬頭琴の記事で紹介したシュトヘルって漫画の、あれに出てくる文字の国です。"西夏" は "𗼇"って書きます。フォントをインストールすると見れるぞ!

2ヶ月前に始めたのですが、ネットに転がってるpdfとか中国語サイトとかを参考にしながら、少しずつ単語量を増やしていきます。最近ようやく文章が書けるようになってきました。いやぁ、独特な形で格好良いですね。書いてて楽しい。


聖典や経書なんてのは、古臭くて堅苦しいって人多いと思うんです。確かにそういったイメージはあると思います。

"国破れて山河在り"でお馴染みの漢文が現代中国で伝わらないように、般若心経や旧約聖書の原典ともなれば、やはり当然ですがサンスクリット語や古代ヘブライ語などといった昔の言葉で書かれています。


でもただの本じゃねぇぞ!?何百年も廃れずに残り読み続けられている、ド級のベストセラー、ドベストセラーだ!!先ほど引用した儒教の経書も、ここ数十年ちょいで出た本の何百倍も何千倍も読まれる自己啓発本とも言えます。これほどまで箔のついた古文書も無いですね。


では、"滅びてしまった文化"はどうなのでしょう。


祖国を捨てざるを得なかった人々は、時代の流れと共に別の文化に吸収されていってしまうのが世の常です。では何が残るか。

西夏の場合、文字と書である𘝞(ユィル)があります。モンゴルや中国といった列強に対抗し、想いを守ろうとして作り出した文化の結晶です。

私はこれに相当な浪漫を感じて、学びの原動力にしています。はるか昔に滅びた国の人々が残したそれを、文化に取り入れて次へ繋ぐ行為。


おぉ、我ながら大きな事をしている気がする。。。




私のボランティアの動機も、実はちょっと似てます。


私は幼少から親に「お前の血は新潟の湯沢ってとこの血なんだぞ」と聞かされて育ちました。そのせいなのか血によってなのか、生れ育ちの場所では無けれども、帰属意識のような郷念(でいいのか?)で湯沢にずっと惹かれてました。

そういう、内に秘めた物というか、昔があって今に至るその繋がりというか、そういうのを大事にしたい気持ちが個人的に強いんです。ロマン屋なんですかね。

先程の地域の力の話で出した、原動力になる"クサい拘り"ですよね。だからかは分かりませんが、行こうと決めてからはトントン拍子で決まりました。


そういうのもあって、何かをする活力は、自分のこれだっていう気持ち、何かに対する好意的な執着なんだなぁと最近本当に思いますね。趣味への愛でも、故郷への愛でも、がむしゃらにでも突き詰めていけば、結構なんとかなる筈。なんとかなってくれなくても、その時はその時で楽しい事探してやればいいし。



おあげが美味しい

なんだか変な終わり方だぞ...?赤裸々に書き過ぎたかも。恥ずかしいこと言うの禁止!


まぁ、なんか適当にここら辺で終わろうかと思います。

馬頭琴スキルは、上がりはしたけどまだまだね。ペグとブリッジを散々改良してる。運指は大分良くなったよ、第九とかポケモンとか練習してる。


そいじゃ、矢高でした。

未管理の杉山、来年こそは燃えてくれ。


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Comments


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Yadaka103

石が好きです。

いやぁ、山の中は良いですね。コンクリートジャングルには無いあの清々しさ...ひと呼吸ごとに体を巡るあの感覚...たまらん。

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