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梅雨の嘘つき―――。

執筆者の写真: Yadaka103Yadaka103

更新日:2023年3月11日

今晩は。頭痛で若干リバースしそうになってる矢高です。いや寝ろよ...

何でこんなんなっちまったかと言いますと、この鈍痛の原因は所謂「熱中症」と言われる状態異常でございます。


2022年05月29日、本日の秩父は昼の気温が33℃まで上りました。気象庁の定める所に拠りますと、最高気温が25℃を超えると夏日、30℃を超えると真夏日と言うらしいです。


真夏ですよ。夏こえて、真夏。


皆さん、日本に真夏がやってきました。日本に毎年訪れる筈の雨期は何処に行ったんでしょうかねえ。前線は未だ遥か南です。hahaha!!

こんな日に一日中、日陰のない場所で岩を叩きまくってたらそりゃ熱中症になりますよね。もっと言えば熱射病もです。最悪死にますので、水分補給はしっかりしましょう。というか日陰から出ないでクーラーをつけて下さい。人間、限界があります。




と、いう事で。今回は巡検記となります。



関東埼玉県は秩父にあります大きな盆地には、大きな川が2つ流れています。東の横瀬川に、西の荒川。この荒川は東京の荒川区を流れる、あの荒川です。そして秩父盆地を越えて西、小鹿野の谷に流れる赤平川の大きなカーブには「ようばけ」という、これまた巷で有名な崖がございます。 ようばけは、約1500万年の"中新世(Miocene)"と呼ばれる時代に積もった地層の絶壁です。ここではカニや貝など素晴らしい化石が出るのですが、ジオパークという地質学的に大事だよ認定を受けて保護下にあり、勝手に石を割ってはいけないことになっています。

...じゃあこの縞々が続いてる他の場所ならOKじゃね?ということで、今回はわたくし矢高は指導役として、出身校現役地学部の後輩達と一緒に、西武秩父駅から少し離れた黒谷の河原に行きました。

現地は河岸に露頭が剥き出しになっており、カモジグサ系やミノボロ系などの雑草が点々と生えているような感じで。でも道路から河原まで出る為のススキの藪漕ぎ行軍が、これはこれは大変なんですねぇ~。

そして茹だる...前回初めて開拓に来た時は冬だったので、あの藪もあの日光も然程無く快適だったのですが...自然の力は恐ろしいものです。


幸いにして化石の成果は芳しく、色々な物が観察できました。生痕化石、魚の鱗などは殆どの子が採取できていたように思えます。また本命のカニは全身でなくとも数名がちゃんと出せていたので案内した甲斐がありました。中学生可愛いね❤もっとハンマー振れ!!!

私はサメの歯を出せたので、ちゃんと後輩に見せびらかして威厳を保てました。ヨカッター



そんなこんなで気温ピーク時はずっと写真の河原でメートル大の岩と格闘していたので、そりゃ吐きそうになりますよね。日付が変わったのでそろそろ書き終えて寝ようかと思います。スポドリやお茶など、こまめに水分補給しましょう。くれぐれもご自愛ください。



黒谷川 石すら溶けむ 皐月晴れ



矢高でした。

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Comments


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Yadaka103

石が好きです。

いやぁ、山の中は良いですね。コンクリートジャングルには無いあの清々しさ...ひと呼吸ごとに体を巡るあの感覚...たまらん。

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